富士登山ツアー2024お申込みの皆様へ

この度は、富士登山ツアーへの申込み、ありがとうございます。
富士登山本番までばっちりサポートさせて頂きますのでご安心ください。

このブログでは富士登山に際し一般的な情報をお送りします。ご確認願います。

登山未経験者の方も多いと思います。
道具のことや用語など分からないことは遠慮なく何でもお問い合わせください。

★★★★★富士山への想い★★★★★

皆さんそれぞれに富士登山に対する想いがあると思います。

富士登山に対してどんな想いを抱いているのか、お仲間やご家族で、話し合ってみて下さいネ。

★★★★今回の登山の特徴★★★★★

★まず大前提として、三好の主催する富士登山ツアーは『ゆっくり、ゆっくり、自分のペースで』をテーマにします。

★登山ルート⇒⇒⇒⇒静岡側から登ります。

何故かと言うと、、、

ⅰ:4つある富士登山ルートの中で、静岡側の登山口が一番標高が高いところにあること。

ⅱ:空いていること。

富士登山者の7割は山梨県側から登ります。残りの3割が3つの静岡県側ルートから登ります。

登山者の数が少ないので、ニュースで見ている富士登山道の渋滞とは無縁の登山が出来る。
つまり自分のペースで登ることが出来ます。

ⅲ:途中から更に空いている御殿場ルートへ移動します。

富士宮口八合目から御殿場口ルートへトラバース(水平に歩く)し、赤岩八合館に泊まり、翌朝御殿場ルートから富士山頂を目指します。赤岩八合館には2連泊します。

ⅳ:最終日は御殿場ルートの大砂走を下り、最後は300年前の噴火口『宝永火口』も通ります。ここを思いっきり楽しむための2泊3日です。
これも“お楽しみ”の一つです。ご期待下さい。
実際に歩いたルートのトレース図が以下の写真です。イメージを掴むようにしてみて下さい。


★★★★富士山の標高と気温★★★★

富士山の高さは皆さんご存じの通り3776mです♪

軽井沢や清里など、標高が高いところへ行けば涼しくなります。一般的には標高が200m上がると、気温が1度下がると言われています。
甲府と富士山頂の高度差は3400mありますので、17℃の差があることになります。
この文章を書いている4月19日午前6時現在、甲府の気温は10℃ですが、富士山頂の気温▲8℃です♪
ザックリ、平地と20度の気温差があると思えば分かりやすいと思います。
富士山頂の気温が意外と低いという事をしっかりと頭に入れておいて下さい。

富士山の今現在の気候データを教えてくれるサイト『イマフジ』↓↓↓↓↓↓
気温・風速が分かるのが大変助かります。また富士山頂の頭上の空の様子を画僧で見れるので大変参考になります。
イマフジ。 | 今の富士山の気象を知る (spot-info-notice.jp)

★★★★登山靴・ストック&下り対策について★★★★

富士山の写真を見ると、階段と同じくらいの傾斜があるのが分かると思います。
この傾斜を8時間かけて登るのは勿論大変なのですが、実は下りが予想以上に大変なんです。
富士登山当日に”想定外”とならないように、しっかりとした下り対策を行いましょう。

又、富士山を下るときには、約5時間にわたり体重+荷物の重さがずっと足首&ヒザにかかり続けます。
日常生活ではありえない状況に、準備が不十分だと足首とヒザが”ガクガク”になります。

でも安心してください。準備次第で症状を緩和することが出来ます。
どのように準備すれば良いかと言うと、、、

足首とヒザは鍛える事が出来ないので道具でサポートします。

●足首⇒⇒⇒足首までしっかりホールドしてくれる登山靴でサポートします。

靴は登山で一番重要な装備です。
妥協をしないで自分にピッタリの靴を探してください。
最近は、幅の狭い登山靴が増えているようです。お店によっては幅の狭い靴しか置いていないところもあります。実際に履いてみて、足が窮屈と感じたら購入しないようにしてください。山梨で登山靴を買うなら、甲府市のエルクが一番のオススメです。

●ヒザ⇒⇒⇒『サポータータイツ』と『ヒザのサポーター』のダブル装着をオススメします。

投資した以上の効果を得ることの出来る装備です。必ずご用意ください。
ヒザサポーターはアルケア株式会社のREGARD KG-5という商品をオススメします。
キリマンジャロで2名のメンバーがヒザ痛ゼロの実績ありの信頼度があります。

サポータータイツは三好はミズノの8,000円程度の物を利用していますが、効果を実感出来ています。

●ストック⇒⇒ストックを付きながら下ると、体重がストックに逃がすことが出来るので大変有効です。長さ調節の出来るストックをオススメします。登りでは短く縮めて、下りでは長く伸ばして使います。

★★★★高山病について★★★★

富士登山の際に一番心配になるのが高山病だと思います。高山病について勉強してみましょう。

まず、高山病は”病気”ではありません。
低酸素が原因で起こる頭痛・吐き気・倦怠感等々の”症状”の事を高山病と呼んでいます。

標高が上がると”空気中の酸素の割合が減る”と誤解されている事が多いのですが、
富士山程度の標高では”割合”は左程変わりません。
何が変わるかといえば、空気の密度です。標高が上がると、気圧が下がり、空気の密度が薄くなるので、同じ量の空気を吸っていると仮定すれば、取り込む酸素の量が少なくなります。
そのことが高山病の原因なのです。よって、高山病対策は呼吸の回数、或いは深さを変えれば良いということが分かると思います。

この仕組みが分かれば、高山病は怖くないですよね。

実際には、

2500mを超えると症状が出始め、

4000mを超えると症状が重くなり、

7000mを超えると酸素ボンベが必要となります。

高度順応には2〜4日かかります。

以前僕が4200mに滞在した時には、頭痛が解消し平地と同じように活動出来るように為る迄に3日かかりました。つまりカラダが順応するにはそれだけの日数が必要ってことです。

富士山は日本では一番高い山なので、”高山”として認識されているため大げさに語られていますが、世界の山から比べれば、高い山ではありません。

富士登山は2日で終了すること、
行動する高度が2400m〜3700mと大した高度では無い事などから
深い呼吸を心がけ、それでも症状が出たらバファリン等の鎮痛剤で頭痛をマヒさせて乗り越えるって方法がベストと思います。富士登山当日はバファリンを忘れずにお持ち下さい。

因みに、良く『酸素缶”を持っていった方が良いでしょうか?』という質問を受けますが、
”酸素を吸っている”と思い込むことで気が楽になるという効果はあると思います。
しかし、症状を改善させる実効果はあまり無いと思われます。

★★★★★雨&風&陽射しについて★★★★★

日本の山には雨がつきものです。
雨が降ると気温が下がり、風が吹くと体感温度が更に下がります。

そんな時に、”綿100%のTシャツ”など汗を含んだままで乾かない素材の衣類を着ていたら、水分が気温低下とともにカラダを冷やすので、体感温度は更に下がります。これが最悪死んでしまうくらい寒いんです。よって、雨対策は”カラダを濡らさないこと”を目指すことが重要となります。

以下の様な対策をオススメします。

雨具⇒ゴアテックス等の透湿防水素材の雨具を利用、
下着⇒綿100%のものは避ける。速乾素材の下着・Tシャツを利用、
着古した薄手のウールのセーターがあればそれが最高です。
替えのTシャツを用意し、濡れたら着替える、等々。

下界にいると、真夏に寒さを感じるなんてなかなか想像しにくいですが、
以下のHPで富士山頂上の気温データを見ることが出来ます。

結構寒いでしょ?
しっかりとした対策をお願いします。

また富士山は周りに遮るものが無い為、風が強い日が多いです。
風がカラダに当たり続けると体力を奪われます。
扇風機の前にずっと居るのを想像してもらえれば分かり易いと思います。
風が強い時は雨具を着て、カラダに風が直接当たらないようにして歩きます。
雨と風にしっかり備えたいですね。

でも、晴れたら晴れたでメチャクチャ暑い。天気が良いのは嬉しいのですが、木がない富士山では直射日光が当たり続けます。これも結構体力を奪われるんですよね。長袖のシャツや帽子が日除けとして有効ですので用意しましょう。

いろいろ書きましたが、“雨”と“風”と“陽射し”はどれも富士山には付き物です。

対策をしっかり行い、当日は全てを受け入れて登っていきましょう。

★★★★トイレについて★★★★★

山小屋のトイレを利用可能です。

利用料金が1回200円(2022年実績)なので、小銭を用意してきてくださいネ。

★★★★遭難保険について★★★★★

遭難救助にはお金がかかります。

万一に備えて遭難保険への加入を強くオススメします。

以下の保険が簡便で安価で良いと思います。三好もこれに加入しています。

入会金2,000円、年会費2,000円です。

http://www.sangakujro.com/

★★★★持ち物★★★★★

登山靴、サンダル、ザック、ヘッドランプ(早朝登山時に必要です)、ストック2本(下り用です。ヒザへの負担を軽減します),雨具、Tシャツ(速乾素材のもの)、長袖シャツ(ウール又は速乾素材のもの)或いは薄手のウールセーター、薄手のダウンジャケット、帽子orヘルメット(日よけ&落石等から頭を保護します)、サポータータイツ、ヒザサポーター、日焼け止め、サングラス(日差しが強烈です)、手袋(軍手+フリース)、ウエットティッシュ、トイレットペーパー(一回分)、行動食(ノドアメ、羊羹等)、朝食・昼食(オニギリ類)、水(1L)、バファリン(頭痛対策)、健康保険証、ボールペン、カメラ、携帯電話、下山後の温泉セット(登山道具とは別のバッグにて用意)。

★★★★レンタルについて★★★★★

最近の富士登山では、登山道具のレンタルが人気です。

パンフレット(2018年版)を添付しますのでご利用ください。

12点セットのゴアテックス指定をオススメします。

富士登山・登山用品レンタルなら専門で安心「やまどうぐレンタル屋」

富士登山、トレッキングで使う、登山靴、ザック、レインウエアなどの登山用品のレンタルならやまどうぐレンタル屋

こちらの業者さんは登山中止の場合には、無料で取り消しできるのも安心です。

以上、様々な点についてご案内させて頂きました。

気になる点・分からない点がございましたら何でもお問い合わせ下さい。

“登る”と決めた日から登山は始まっています。

富士山に登る前に、

※万葉集の富士山をテーマにしたものを詠んでみたり、

※富士山に関する文学作品を読んでみたり、

※葛飾北斎の富士山の浮世絵を見たり、

※富士山の写真集を見てみたりして、雰囲気を盛り上げてみては如何でしょうか?

追伸:

不明な点や、富士登山について知りたいこと・分からないことがあれば遠慮なくお問合せください。

メール:Kaoru344@muc.biglobe.ne.jp

携帯:080-3730-6908

三好 郁

オマケ

★★★★ヒザの鍛え方を学びました★★★★

鍛えることが出来ないと諦めていた“ヒザ”を鍛える方法を学びましたのでお伝えします。

本番までの間に準備していただけたら、“富士山の長い長い下り“のつらさをかなり軽減できると思います。

是非お試しください。

まず、歩いているときに身体には体重の6倍もの荷重がかかっているそうです。

70KGの僕なら、420KGもの荷重になります。とても耐えられそうもない荷重ですが、

身体全体をクッションのようにして、『足の指』、『足首』、『ヒザ』、『股関節』、『腰』、『背骨』で分散して受け止めているから耐えられてるんだそうです。

長時間歩行すると、疲労の為このクッション機能が上手く働かず、主にヒザで受け止めるのでヒザが痛くなるんだそうです。

で、どのように対応すればよいかですが、、、

体のクッション機能を復帰・強化する為に、

足の指、足首、ヒザ、股関節、腰、のストレッチ・柔軟体操を普段からしっかり行い、身体の

本来の柔らかさを取り戻すことが一番有効な対策だそうです。是非トライしてみて下さい。

また、一番ネックなのが“足の指”だそうです。

現代の靴は足先を拘束するので、足指の機能が退化している人がほとんどだそうです。

足指をしっかり鍛えなおして、富士山の下りに備えましょう。

では、足の指の鍛え方(ストレッチ方法)をご案内します。

足の指の関節を左右からしっかりつかみ、グルグル回します。

かなり痛いはずです。痛くなければ痛い場所を探してください。

それを一本当たり20回、左右すべての足指に対して行います。

これを継続すると、3週間程度で足指の本来の機能が戻り、足指一本一本で地面を捉えながら歩く事が出来るようになり、結果膝への負担を随分減らすことが出来るようになるそうです。

これは僕にとっても初の試みですが、成功するような気がしています。

足の指・足首・ヒザ・股関節・腰のストレッチを行うことで体が持つ本来のクッション機能を取り戻し、富士山を軽快に下ろうではありませんか!

ヒザ痛の先生曰く、、、

『身体が痛い時、その原因は痛い場所ではなく別の場所にある』んだそうです。

皆さんも体験してみて下さい。

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